全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

ライブレポなんて俺にはできねえ

毎日が憂鬱である。暴力的な程に退屈である

そんな中行ってきた今日の渋谷クアトロ

one night stand

目当ては俺の大好きなバンドpkshampooである。

開場は16時の予定だったが人気過ぎて10ふん早まっての会場となった。

昔元カノとマイヘアを見に来た以来の渋谷クアトロ、あの時の記憶はいまいち無くどうやって入るのかよく分からないままとりあえず4階まで歩みを進めたらそこには人だかりができていた。

相変わらずpkshampooの出るライブにはオシャレなやつが多い、どこで買ったのかよくわからないけど多分おしゃれ、そんな服を着てるやつが多い。そして可愛い子も多い

カップルで来ている奴も多く、むせてしまいそうな程の羨ましさをぐっと胸に堪えながら俺は中へと入っていった。入場して俺はドリンクチケットでウイスキーコークを一気飲みするとそのままステージから遠くもなく近くもないところに立った。今日の長丁場はほぼここにいよう。そう決めていた。

そうこうしているうちにオープニングアクトのバンドが演奏を始めた。名前はよく覚えていないがオシャレなバンドだった。不思議と笑顔になってしまったよ。そのバンドのギターがベレー帽を斜めに被っていたので俺はそれを真似しようと思う。

そして始まる本編 まずはmega sinnosuke名前しか知らず曲も予習しないで行ったので1曲も知らなかった。クリエイティブな眼鏡が出てくると勝手に思っていたら金髪の少年がでてきた。彼はまだ19らしい。予習してなかったが結構かっこよかった。曲の良さが俺に語れるとは思えないので音源を聴いてくれ。 

そして2バンド目 時速36km

これは俺が見たかったバンドだ。卒業試験を前にして絶望に打ちひしがれ、ネガティブが全てを支配しようとしていたあの時であった

夢を見ている のライブ映像に俺は救われている。 夢は砕ける前が一番綺麗なはずだろう

夜は夜明けの前が一番暗いって言うだろう

その通りだ。例えば高校野球でも俺らが1番涙をするのはやはり彼らの夢が砕けた瞬間である、あれに涙するのだ。俺らは彼らの夢のくだける瞬間を消費して涙を流しているのだ。多分...。そしてまた同じように夜明けの前が一番暗いのだ。多分な...。夜明けの前に寝ちゃうから俺はわからんけど...。それが本当ならわかったつもりのあいつらに俺らはどう見えるかな。すくなくともわかったつもりの俺から言わせてもらうと最高だった。ずっと鳴らしてくれ。

3バンドめはircle

ゲストアクトのメジャーバンドらしい

名前は知っていたが初めて見たな。

曲もよく知らないで行ったがすごく演奏の上手なバンドだった。そう言えばBLUE ENCOUNTと対バンしていたような気がするな。BLUE ENCOUNTと言えば俺の学生時代のひとつの青春だったな。今でこそ聞かなくなってしまったが一緒に写真とったりしたこともあるんだぜ。

そして4バンド目 CRYAMY 

これは良かった。今日みたいバンドのひとつだったのだが、単刀直入に言うと救われている。

ギターの音も頭おかしいし、意味わからんノイズみたいな。

MCの中で俺はみんなに守られているみたいなことを言っていたが、あなたの曲が俺の憂鬱な夜を何度救ってくれたか、どうにか僕らは生きている、生きているから傷ついてる、でもよほどのことでない限り誰も死なずに済んでいる。

ちょっとした事でも余程の事だと受け取って傷つく俺にとってこの曲がいつもいつもそばにいてくれた。あなたの歌声が、あなたの叫び声のような声がいつもいつも俺を救ってくれた。曲の数もそんなに知らないし、ライブも2回しか見た事ないが、今度タワレコまで買いに行くよ。バンド続けてください。

5バンド目The Mirraz

これも初めて見たバンド。個性的だったような気がする。この時間が疲労のピークだったのでよく覚えていない...。申し訳ない...。

6バンド目 sup 

これはもう好きだった。pkshampooを新代田まで見に行った時に見れたバンド

ボーカルの人の歌っている時の顔が好きだ。曲はそんなにいっぱ知らないがあの楽しそうな顔を見ていると音楽の素晴らしさが見える。目の奥に狂気が見える。そんな気がするのである。

ああきっとこの人音楽がないと生きていけないんだろうなとなんとなくそう思う。とことん続けて欲しいと思う。ほんとに。

そして7バンド目がpkshampoo

これだ。会いに来た。1曲目から俺の大好きな夜間通用口。最初のギターリフは涙を誘う。

君と目を合わせられなくて霞む月明かりばかり見ていたよ。なんてオシャレなんだ

俺は君と目を合わせられない時いつもどこを見ているかわからないというのに。最高の曲だ馬鹿野郎。俺はつくづくpkshampooが好きだと実感する。憧れている。もしバンドをやるならあなたみたいになりたいそう思わせてくれる本当にいいバンド。アルコールに狂っているとは思えない。アー写のあなたに憧れてピンク色のサングラス買ったよ。友達にパクられたけど。

いつもいつも救ってくれる音楽たちにまみれた夜だった。でも俺はその時その時の感情で音楽を聴いてしまうからライブレポなんて書けねえ。心ふるわせた今日の夜のことは俺の心の中にしまうことしか出来ないんだ。向いてないんだ。でもこれだけは言えるんだ。最高の夜だった。明日はスタジオに籠って曲を作る。いつか俺もあなたたちと同じステージに立つために。

次に会うのは柵の向こう側だと夢見て、といいつつpkshampooのライブのチケットは出れば申し込んでいる。また当たったら行くだろうな