全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

えらい人

褒められることは嫌いじゃない。普段はどうせ誰も褒めてくれないし、自分のことは自分で褒めてあげるようにしている。ところでこの間まで二つ下の女の子とラインをしていたのだが、そこで仕事の話になった。そして収入の話になる。どのくらいか聞かれたので最低限の生活はできるくらいもらってますと答えたのだが向こうはそれでは欲しいものとか買えないじゃん、物欲ないの?と聞いてくる。ない訳が無い。「一応貯金はしてるからそこから出して買ってるよ!」と答えると偉いね!と言われた。年下に。22になると言うのに。別にその子が悪い訳でもないし、別に嫌な訳でもない。その子は将来年金が貰えなくなることに不安を感じ、副業をやっているらしい。自分だけ褒められるのは悔しいので、逆にその歳でそこまで将来のこと考えてるの偉いね!と褒めてみた。「え?そうでもないよ。笑みんな将来に不安は持つものでしょ笑

10年後には今の仕事のほとんどはロボットになると言われている時代だよ笑」

なんでだよ。ありがとうございます!でいいじゃん褒めてんだぞ。なに3回も笑ってんだよ。ちくしょう。大人の対応なんて二度とするな。こっちは本気で子供やってんだよ。

しかしそこまで言える勇気なんてひとつもないので「まあ確かにそうかもしれないですね笑」と答えた。あまりにも虚しい。

その子とはそれからもしばらくラインを続けた。どうやら本職は動物看護で副業で何やらコピペするだけの簡単な仕事をやっているらしく、そろそろそっちを本職にして、動物看護は趣味程度に続けようかなと言っていた。僕は社会のことなんか何一つわからないのだがコピペするだけの仕事はロボットに取られないのだろうか。まだそれはいい。取られなくてあの子が幸せに安定した生活を送れるならそれでいい。ただ悪いことは言わない趣味程度に命を預かろうとするのはやめろ。よくわからんけど。