全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

明るいこと

2020年が始まりました。思えば去年はクソみたいなことばっかりだなあと思ったり思わなかったり。就職して会社を事実上のクビになってまた就職して、なにやってんのかなとか考えるけど今思えば辞めてよかったのかもしれない。会社早く辞めたいとかいいながら辞めるにも辞めれなかった自分に神様が喝を入れたのかもしれない。でも転職して僕は心にゆとりができたしおそらくこの世において救済は死と転職だろう。改めて2月6日に新宿で弾き語りのライブに出る。とても不安である。しかし僕は人生で初めてあの柵の向こうに行く。僕の友達でも何人か音楽をやってたやつがいる。普段は何気ない本当にくだらない話を交わしているのに何故かあの柵を挟んで向かい合うだけでとても遠く感じた。とても輝いて見えたしそっちに行きたいと思っていた。いつかあいつみたいになりたいと思っていた。所詮社会人バンドサークルと呼ばれるもののライブのオープニングアクトである。持ち時間は15分。尾崎を歌う。何故かバンドサークルなのに一人でステージに立とうと思ったのは自分のしょうもない意地である。あの柵の向こうはどうなっているのだろうか。照明は熱いのだろうか。みんなが自分のことを本当に見ているのだろうか。中学生の頃しょうもないことで全校集会で全校生徒から笑われて以来人前に立つことが苦手だけど。あの時のことはよく思い出して辛い気持ちになる。でもバンドがやりたい。音楽がしたいと思う。あの時僕を笑ったやつら。今に超えてやるから見てろよ。