全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

君の元カレに用がある

君の元カレと俺は住んでる場所が偶然一緒できっと同じ道をたどっている。中央線、山手線、そのあともずっと。きっと君が俺の家に来る時も同じ道をたどってきているのだろう。ああ嫌だなあなんて思ったりもするんですけど。

そのくせ帰り道でよく反対方向の電車に乗ってしまう君の事を何となく愛おしく思ったりもする。

でもやっぱり嫌で街に君と元彼との思い出とか染み付いてるのすごく嫌で嫌で仕方なくて、まあ仕方ない事なんですけどね。過去は過去だし俺にだって過去があるからね。いいのよ。

あんまりこう言うブログを書く人間は好きじゃないし絶対やらないと思ってたけど、たまにはいいかなとも思うわけなんだけど。やっぱりこういう暴力的なほどのセンチメンタルに襲われた時はとりあえず文に起こしてみようかなと思うこともあるんです。

こうして俺のどうにもならない醜い嫉妬を消費して行ければいつかもっとさっぱりとした気持ちでいられるのかなと。

変わらない過去より未来を見て行こうとかうるせえ死ねって思いますよ。そんな前向き人間に俺の気持ちなんか分からないでしょ。

今までにおいて俺はいつも後ろを向いているのでよく何かにぶつかって動けなくなることが多いんですよ。くだらない過去に囚われてしまったり、すぎたことに腹を立ててしまったり、その度に立ち止まってしまったりするんですよ。

そんな自分の大嫌いな所とかも無理やり個性という箱に押し込んでそれが自分だと言い聞かせてるけど、単なる短所なんですよね。得ないし。だからといって前を向くつもりもないんですけど。

とりあえず今は君の元カレと一緒になりたくないからいつもよりもゆっくり君の元カレと同じ帰り道を歩いてみてるよ。多分意味は無いけど。ついでに言うと君が元カレと夜を過ごしたであろう君の部屋にも嫉妬してしまったりとかもする。そんな自分のことがとても嫌になってしまう。だから君の元彼の写真を灰皿にしてタバコ吸ったりしちゃうんだよね。そのまま君の家も燃えてしまえばよかったのになぁ。

とりあえず君が元彼と使ってたであろうコンドームこっそり持ち帰ってきちゃったよ。

ごめんね。