全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

君の後ろ姿ばっかり見てたから君のリュックのメーカーを覚えてしまったじゃないか。

思い出すのよ。高校時代。俺の心を弄んだあの子のリュックのメーカーを。というのも最近職場の最寄りの駅で同じリュックを背負った女子高生を見かけるんです。その度にあの子の後ろ姿ばっかり見ていた高校時代を思い出すんですよね。

とてもあざとい女の子で俺の心をコロコロと転がして一方的に俺だけが好きになって終わりました。童貞奪っちゃおうかなと言われた時は3日間くらい本気で考えました。まあ結果童貞のままだったんですけどね。

そんなあの子の背負うリュックを1番見つめたのは間違いなく、彼氏でもなく、クラスのイケメンでもなく俺だったと思うんです。まあだからなんだって話ですよね。今でもあのメーカーのリュックを見るとあの子のことを思い出します。今あの子に会ったらきっと目を逸らしてしまうけど。あの子は僕に言ってくれました、君の良さを分からないなんてみんなの目は節穴だよねと。まあ結局あの子の目も節穴だったわけでみんなみんな節穴です。どうせ節穴ならくり抜いてしまえばいいのにと思ったこともあるので多分好きな人の両目をくりぬこうと思った歴で行ったらあいみょんより先輩です。