全ての居酒屋はトイレの中に大きな鏡を置くな

ない文章力を振り絞って恋と退屈について書きます

自分の中にある自分以外について考える

僕は昔から考えるんですけど。

 

僕の意志とかそういうのに関係なしに細胞って増え続けるわけじゃないですか。それってもう細胞一つ一つがもはや生物だと思うんですよ。

 

ここでひとつ思うんですが、僕の身体の中にある僕の意思に基づかない組織って果たして僕なんですかね。

僕の細胞ひとつ取り出して、これは君ですか?と聞かれたら僕は多分違いますというと思うんです。ただ僕自身が僕以外の生物によって構成されているという事実も非常に気持ち悪いですよね。

正直難儀な問題だなあと常々感じているわけです。

自分の中で増え続ける自分以外にそのうち乗っ取られてしまうんじゃないかと日々脅えながら生活しているわけですね。

だいたい人のからだって数年で新しい細胞に入れ替わるわけですけど、だとするならば数年前の自分と今の自分は全く違う細胞から構成されているということになります。つまり自分の形をした別の入れ物に僕の記憶だけが入り込んで僕を構成していることになるわけです。

非常に気持ち悪くないですか?もちろん僕を生かせてくれる細胞の皆様には感謝はしていますが、やはり心持ちが悪いものです。

もっと言うとカエルの肉体に僕の記憶を引き継ぎさせたらそれは僕と言えるのでしょうか。

自分の定義をどこに置くのか、改めて悩まされるところでありますね。

今回はこれで終わりです。オチもなく終わっていくわけです。ありがとう